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伝えたいこと 大平 茂 教授

人間福祉学とは、どういう学問ですか?

 人間福祉学は、人間の一生涯を健康で、自己実現を果たし、充実した人生を築くように支援していくためには、どのようなことが必要なのかを考える学問です。特に、乳幼児から青年期である“子ども期”を大切にしています。子ども自身がありのままの自分を受け入れ、自分の中にある可能性を最大限に引き出していくために必要なことを試みます。それは、環境づくりであり、生活づくりであり、支援という形をとることもあります。そのために、乳幼児の家庭生活の在り方、保育園や幼稚園での保育の在り方、地域での環境や地域づくり、子育て支援の在り方など多様な方法で支援します。人間福祉学は、このような幼児教育を中心に私たちの充実した一生の在り方を総合的に考える学問といえます。

人間福祉学が日常生活で活かされるのは、どの様なシーンですか?

 人間福祉学は、日々での何気ない日常の生活で活かされます。例えば、子どもは朝起きて洗面をし、朝食をとり、家庭生活を営んだり、幼稚園や保育所、学校に行ったりして、それぞれの施設や学校での生活が行われます。また、家庭に帰って来てからの生活は風呂に入り、夕食をとり、家族との団らん、そして就寝することです。この何気ない一連の生活に、私たちが健康で自己実現を果たし充実した生活を営む“鍵”があります。
 それは、規則正しい生活リズムです。リズムができることにより生活の型ができ、自然とした生活リズムが定着します。健康を保つだけでなく精神の安定も得ます。もし、生活のリズムが崩れたら自律神経が混乱し、何気ない朝起きることがつらく、身体もだるく、気もイライラします。そして、身の回りの自立もできなくなります。
 また、家庭での食生活でも、それが健康的で配慮された食事内容ならば、健康で精神の安定にもつながります。それがインスタントや外食や出来合いのものを並べたものであれば偏った食生活になり、健康面での問題が生じ、家庭の食文化の伝承も難しくなります。
 まさに、私たちの日常生活を注意深く行い、健康と精神の安定、自己実現の生活の在り方など、生き方を質の高いものとしていくことに関心をもち、また、子どもたちの生活を質の高いものとして保障していくことが人間福祉学と言えるでしょう。

専門科目について教えてください。どのような勉強をするのですか?

 私の専門科目は、教育学一般です。そのため、保育士と幼稚園教諭の資格の基礎科目となっています。「教育学の基礎」では、教育とは何かを考え、現在の教育の在り方や教育改革の意味や方向性を考えます。また、現在までの保育や教育の歴史を考えます。「教育職の研究」では、幼稚園教諭としての在り方や必要な技量を考えます。「教育課程総論」は、カリキュラムの意味や作り方、新しい流れなどを学びます。「指導法の研究」では、メディア教育をはじめ、参加型の課題解決学習の方法や考え方をともに学んでいきます。「卒業研究」や「専門ゼミ」では、遊びや野外活動、親子関係、家庭と地域の在り方、保育内容、環境問題など多様なテーマで研究を深めます。夏の合宿ではゼミ学生の仲間の交流を深めています。

専門科目を教授する中で、心がけていることはありますか?

 高校までの教わる授業ではなく、課題意識を持って授業に臨み、学生が自ら参加し、主体的に学ぶ授業を展開しています。そのため、課題意識と事前の準備も必要です。知識の暗記を中心とした高校までの授業ではありません。そのため、グループでの調べやまとめ、討論、発表や個人での調べやまとめなどの授業が中心となります。授業の性質上、講義型の授業もありますが、必ず課題を持って参加し、自分で考えてまとめるということが求められます。

在学生に伝えたいことを教えてください。

 大学は、学生個人の学ぶ姿勢が大きく問われます。積極的に主体的に授業や学生生活に関わることと、ただ何となく授業に出席することでは大きく違います。それが4年間続けば、大きな差となります。大学生活を充実した楽しい生活にするために、大学も多様な取り組みやメニューを用意していますが、それを生かすのは学生の皆さんです。大学の4年間の在り方は、その後の人生に大きく影響すると言えます。充実し勉強や多様な活動、友人との交流により大きく成長します。希望のところに就職できることはもちろんですが、生活の仕方や生き方そのものに影響を与えます。大学はどこの大学の出身ではなく、いかに充実した大学生活を送ったかです。可能性を生かしてください。

これから社会福祉学を勉強する学生に伝えたいことを教えてください。

 これからの社会福祉の領域は、グローバル化された世界で日本という国がどのように歩んでいくかということと深く関わっていきます。そもそも社会福祉そのものが、経済や環境、医療、政治、地方自治などと深く関わっています。私たちの人間の生き方や幸福感、社会の在り方、社会制度、家族の問題、そして人と家族、地域社会などの共同体、国家などとの在り方など研究分野は広く多様です。狭い社会福祉だけの領域の学びではすまないと思います。
 そのため、学際的な視点と福祉の専門的な視点や現場の課題など臨床的な視点などが問われてきます。また、諸外国の在り方も参考になります。このように多様で可能性を秘めた分野だといえます。

これからの社会で、社会福祉学はどのような存在になるのでしょうか?

 社会福祉学は、日本の進む方向性に大きく影響を受けると思います。現在の日本はグローバル化のもとで極端な競争社会になりました。どちらかというと、アメリカの流れに近いと思います。先進国でも北欧は、高度福祉社会として歩んでいます。そのため、多くの学ぶ点があります。また、西欧も比較的一定の社会福祉を保障した上での競争原理の導入です。
 そして、世界でも最先端という少子高齢化社会という道を歩んでいるのが日本です。現行の社会福祉制度では、今後、行き詰まっていくのは明らかです。そのため、一定の社会福祉制度の保障を確保しつつ、みんなで知恵を出し合って日本型の福祉社会を実現していくことが求められると考えられます。そのため、これからの社会にとって最重要課題の分野となることは確かです。

立正大学社会福祉学部の魅力は何ですか?

 社会福祉学科では社会福祉を広く学び、人間福祉学科では子どもを中心として保育や教育について学びます。両学科の交流も盛んで、授業もともに学ぶことが多くあります。そのため、社会福祉ばかりではなく、教育や心理の専門分野も広く学ぶことができます。
 また、熊谷キャンパスという自然豊かな立地条件にあるため、学生の姿勢一つでじっくりと学ぶことができ、広大なキャンパス内でクラブやサークル活動ができること。さらに、地域密着型のキャンパスのため、熊谷市を中心に地域活動の参加の機会が多くあります。このように、生活や活動を通して実践力や人間としての幅を広げることができます。

熊谷キャンパスの魅力は何ですか?

 何といっても、緑の多い広大なキャンパスでしょう。森林の中の大学といえます。アメリカやヨーロッパの大学に近いものがあります。勉学に励むには最高のシュチエーションです。キャンパス内にある「ユニデンス」というモダンな地上14階建ての学生寮は、安全で清潔でホテル並みの設備を備え、フィットネスやカラオケ、食堂、ランドリーなどが完備されています。
 また、地域密着型のキャンパスのため熊谷市をはじめ近隣の市町村との交流も盛んです。特に、熊谷市でのイベントや活動に多くの学生が参加しています。そして、熊谷市と立正大学が協力してイベントや公開講座などを行っています。参加や活動の場が多く提供されていることも、熊谷キャンパスの魅力と言えるでしょう。

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